サイオンvsモルデカイザーのTOPマッチアップ考察

マッチアップ

 マッチアップを理解することで、立ち回りを考えることができます。

スタッツから見るマッチアップ

 opggによると、試合を通してのモルデカイザーの勝率は55%です。また、レーンキルレートはモルデカイザーが51%です。

 レーン戦はやや不利ぐらいで、それ以降はモルデカイザーが圧倒的に有利であることが予想されます。

僕の所感

 このマッチアップはサイオン側が結構やれるマッチアップだなあと思っていました。レーン戦は有利だと思いますし、レーン戦後の影響力もそこまで大きく違わないように感じていました。

 しかしデータから見るにこの感覚は間違っているかもしれません。

世間的な所感

 先出しのサイオンに対して後出しでモルデカイザーを投げてくる人はかなり多いです。

 継続戦闘力が強いモルデカイザーとそれが弱いサイオンということもあり、モルデカイザー有利で結論づけている人が多いようです。

モルデカイザーとは

 モルデカイザーの特性を掴むことで対策を立てやすくしましょう。

特徴と勝ちパターン

 モルデカイザーの特徴は何といっても、Rによる冥界への連れ去りです。これによってスノーボール性能の高さや、集団戦の形を作る能力の高さが特長となっています。

 

 つまりどこかのタイミングで有利をとり、Rを活かしてその有利をスノーボールさせ、集団戦も暴れ切るというのが勝ちパターンでしょう。

 

 一方で、ダメージを出すメレーということで、装備依存度が高いことが弱点でしょう。

レーン戦

 レーン戦はレベル6までは強くありません。しかし、オールイン能力は高いので油断していると簡単にhpを削られます。

 また、ブリンクスキルを持たないため、ガンクにも弱く、レベル6までのレーン戦が課題となります。

 

 レベル6以降は、ウルトを持っている時間はかなり強いです。

 ガンクが来たとしても、ウルトで強制的に1v1できるため、ガンク耐性も上がります。

 とはいえ、ブリンクを持たないことには変わらないので、ガンクは有効なままです。

 

 逆に考えると、モルデカイザーのRを使わせるような動きができれば、レーン戦も有利に進めることができそうです。

集団戦

 集団戦ではRスキルによって、育ったチャンピオンを無効化することや、フロントを連れ去って集団戦の形を良くしたり等ができます。 

 

 しかし連れ去った先で有利を取れないような育ち方だと、その効果はかなり低くなります。 

 

 ダメージを積むメレーということもあって、耐久力は乏しくCCにも弱いため、Rが有効に決まらないと弱いチャンピオンになっています。

サイオンを用いた対策

 実際にサイオンを用いてモルデカイザーを対策する方法を考えます。他のチャンピオンでも流用可能だと思いますのでサイオンを使わない人も読んで下さい。

レーン戦

レーン戦はレベル6までは有利だと思います。

 ミニオンを巻き込んだQに対しては、サイオンのWのシールドの方が数値が高いため、ダメージを無効化することができるためです。

 

(モルデカイザーのQはミニオンを巻き込んで当てるか、単体で当てるかでダメージが変わります。)

 

 オールイン対決になると勝てないのですが、サイオンQEによる拒否性能が機能するため問題にはなりません。

 

 また、モルデカイザーのダメージスキルは全て方向指定なので、ステップで避けることも意識しましょう。

 なので、

•モルデカイザーのQに対してはサイオンW

•モルデカイザーのEからのオールインに対してはサイオンのEもしくはQで回避

•握撃を入れに行く

を意識すれば容易に勝つことができます。

 

 レベル6以降もトレードの形は変わらないです。しかし、モルデカイザーのRによるオールインは避けることが出来ないので、トレードをミスって体力が減らされてきたらセーフにプレイしましょう。

 

 また、相手のHPがミリになっていても、ウルト中だとその状態からでも負けるので、ウルトされたら全力で逃げましょう。

集団戦

 イーブンな集団戦が始まってしまえば、影響力自体は五分だと思います。

 しかし、サイオンが冥界に連れ去られている間に、味方が壊滅するパターンはどうしようもないため、自分が育っていても集団戦に負ける可能性があります。

 

 一番の問題は、レーン戦が終わる頃にはサイドレーンの主導権はモルデカイザーにあるということです。

 先にポジションを取られると、集団戦に勝つのは難しいです。ポジションを取られた後でも、サイオンはウルトで陣形をめちゃめちゃにできるのが強みの一つですが、モルデカイザーのウルトによってそれも無効化されてしまいます。

 そこらへんがあって、マッチアップ勝率はモルデカイザーに軍配が上がっているのだと思います。

 

 対策ですが、モルデカイザーはそこまでタワーを折る能力は高くないので、オブジェクトが沸く一般ぐらい前からは、タワーを捨ててでも寄ってポジションの取り合いをした方がいいと思います。

 

 もちろんレーン戦で十分有利を築けていれば、サイド主導権もサイオンにあるので、この問題は解消されます。

まとめ

モルデカイザーはRに特徴がある。

スノーボール性能が高い。

レーン戦で有利を築こう。

集団戦はサイドとの兼ね合いでポジションを譲らないようにしよう。