サイオンvsエイトロックスのTopマッチアップ考察【カウンター】

エイトロックスは難しいチャンピオンの一体で、それゆえ対策するのも難しい。また回復能力の高いチャンピオンなので、ダメージトレードが無駄になっているような感覚に陥り、対面していて少し不快になるチャンピオンだ。

 この記事では、サイオンを用いてエイトロックスを対策する方法を考える。レーンキルレートはエイトロックスが65%近い値を持っており、サイオン側が厳しいマッチアップだ。このマッチアップでの対策を理解できれば、他のキャラを使った時にはもっと楽に対策できると思う。なので、サイオンを使わない人も参考にして欲しい。

 まずはエイトロックスの特性について考える。エイトロックスはダメージのほとんどをQスキルに依存しているスキルファイターである。
 武器を積むチャンピオンで、集団戦中は後入りでダメージを出し切る事が多いが、回復能力が高いために、フロントを張る能力も備えている。
 また、1v1もそこそこ強い。しかしこれらは、武器をしっかり詰めている時であり、腐っている時はとことん弱い。

 つまり、スキルファイターであることを活かして序盤に有利を築き、そのままスノーボールを重ねていくチャンピオンというイメージだ。

 次にエイトロックスのレーン戦を考える。エイトロックスはQが命であり、これが当たれば勝てるし当たらないと勝てない。
 スキルに依存するキャラクターなので、スキルレベルが揃う3レベルから強くなりだし、Qスキルがマックスになるレベル9でパワースパイクを迎える。レベル11辺りからは、強さの上昇幅は少ないというイメージでいい。

 さらにQの性能を詳しく見てみるが、三回発動でき、一段階目→二段階目→三段回目の順にダメージが上がるとなっている。加えて、剣先に当たらないとダメージは低い。

 なので、エイトロックスのQ一段階目を食らうぐらいは許容範囲だと考えていい。もちろんQEやWを絡めてあてにくるので、当たってはいけないタイミングはあるのだが、それはエイトロックスのコンボを考えることでその対策を行う。  

基本的なコンボは、
•Q1→Q2E(→W→Q3)•••1
•EQ1W→EQ2→Q3•••2
の2パターンだと思う。
 
 1のコンボから考えると、まずQ1を受けてはいけないというのが一つだ。特にcsを取るタイミング以外で受けるのはあり得ないと考えていい。
 そして、Q1を受けた後のQ2Eだが、エイトロックスはこちらが逃げるのを見越して、追いかけるようにブリンクしてくるので、こちらは逆に前にステップして剣先を避ける事ができる。
 それを想定してエイトロックスはEを使わずQ2をそのまま打つこともある。そうした読み合いが回れば、エイトロックスは
Q1(当てにくい)+Q2の読み合いに勝つ
が必要になり、容易にトレードに勝つ事ができなくなる。

 次に2のコンボだが、エイトロックスのQ1Eはほぼ避けることはできないと考えていい。
 おそらく、エイトロックスは相手の動きを見てからブリンク先を変える事ができるので、上手くなればなるほど必中に近くなる。
 しかし、先に述べたが、Q1単発ぐらいなら大したダメージにならないので、これは許容しよう。
 問題となるのがエイトロックスのWの存在だ。Wが当たると逃げ先にQ2を置く事でWの引っ張りが発動しやすくなる。そうするとQ3も当たることになり、許容範囲を超える。

 これを防ぐための手段が、ミニオンを盾にしてQ1Eはくらっても、Wは喰らわない立ち位置を取ることになる。
 また、エイトロックスのWはくらってから真横に逃げることで引っ張りを回避できる。その回避行動にエイトロックスはQ2を合わせるのだが、右に逃げるか左に逃げるかは択になるので、そこでも読み合いを発生させられるようにしておく。

 

では

 実際に、サイオンを使った場合の対策を考える。

 

 サイオンはショートトレードが強いチャンピオンである。しかし、エイトロックスもショートトレードが強いチャンピオンだ。

 

 サイオンのショートトレードの強さは、qスキルのCCによる一方的なダメージトレードにある。

 しかし、エイトロックスのQは相手をノックアップさせるため、サイオンのQをキャンセルさせることができる。

 また、エイトロックスはEの短いブリンクを持っていて、それもサイオンのQをカウンターしている。

 

 これらから考えると、サイオン側からショートトレードを仕掛けるのが難しい上に、エイトロックスからは仕掛けられるため、不利なマッチアップとなる。  

 

 しかし、集団戦の影響力はサイオンに軍配が上がるため、エイトロックスは自分から仕掛けなければならない、というところがサイオンの勝機となる。

 

 サイオンが自分から仕掛けると上手くいかないことは説明したたが、相手から仕掛けてきた場合は話が変わってくる。

 

 エイトロックスのQにサイオンはWで被害を抑えることができるし、相手が仕掛け終わったタイミングでは、サイオンのQは有効なトレード手段になる。

 

 これらを考えると、最初に説明したステップと、サイオンのWによって相手の仕掛けをいなし、相手のスキルがなくなったタイミングでEQAAを叩き込むというのが基本的なレーン戦になる。

 

 もちろん、サステインの関係やエイトロックスから仕掛けることができるため、不利は不利なので、ミニオンを数ウェーブロストするぐらいは許容するような形になる。(相手のスキルが雑なら勝つこともあるが。)

まとめ 

 

エイトロックスはスノーボールキャラ

 

ステップでスキルを避ける

 

サイオンを使う場合はレーン戦は不利

 

カウンター気味にスキルを使うことでなんとかする