サイオンvsダリウスのTOPマッチアップ考察

 サイオンのカウンターの代表がダリウスです。ゲームを通しての勝率はサイオンが46%で、レーンキルレートはダリウスが75%です。スタッツだけをみても相当厳しいことがわかります。

 

 しかし、体感ですがサイオンが一番厳しいのはフィオラやリヴェンなので、バン枠をダリウスに割くことはできません。そうなると、サイオンを先出しした場合、結構な割合でダリウスが飛んできます。なのでこのマッチアップを勉強するのは非常に有意義だと思い、記事にしてみました。

 

 サイオンを用いてダリウスを対策しますが、そのエッセンスは他のチャンピオンでのダリウス対策へ流用可能だと思いますので、サイオンを使わない人も読んで下さい。

 

 そもそもダリウスは、序盤最強格でレーン掌握を目標とするチャンピオンです。そして、序盤最強たらしめているのが、パッシブ(殴るとAD増加のスタック)とQ(高火力+サステイン)です。つまり、この二つを対策することがそのままダリウス対策となります。

 

 では、サイオンを使って対策する方法を考えます。このマッチアップは特殊なので、レベル1から考えます。

 

 レベル1ではサイオンはQを取る必要があります。これは、ダリウスがWスタートしていた場合に、Qを返すことができるからです。

 また、ミニオンには基本的には触れないようにします。これは、レーン位置が相手側になると、ダリウスのゴーストからのオールインで容易に殺されてしまうからです。

 

 次にスキルが揃い始めてからの考え方です。サイオン側からスキルを振ると、それに合わせてダリウスはEの引っ張りからのオールインを決めることができます。なので、サイオンからダリウスに対してアクションを起こさないようにします。csを取るのにのみスキルを使ったり、相手がEで仕掛けてきたら返しでQを使うイメージで、あくまでも相手の仕掛けをいなすように使いましょう。

 

 しかし、ダメージトレードを行ってもいいタイミングが存在していて、それはレーン位置が自陣側にある時です。

 

 サイオンQ→ダリウスE→ダリウスAAWQ

 

となるのですが、その後にサイオンEWQを入れれば勝ちトレードになります。しかし、レーン位置が相手側にあるときはこの後に、ダリウスからWを含めたオールインをされて負けます。レーン位置が自陣側なら、そのオールインがないためトレードに勝てるということです。 

 

 また、レーン戦を通して重要なのが、相手のスキルレンジギリギリをうろちょろしておくことです。これによって相手がスキルを空振りすれば絶大なアドバンテージですし、サイオンがcsのために相手に近づかなねばならないときに、ダリウスがスキルを振りづらくなる効果もあります。

 

 またアイテムビルドですが、プレートスチールにラッシュします。ダリウスの生命線であるQを避けやすくなります。また、単にダリウスだけがブーツを履いている場合に、相手からの仕掛けが容易になってしまうため、それを防ぐ目的です。

 

 また、ダリウスはガンクに弱いので、よっぽどのフリがついてない限りはなあなあで過ごしてたら、味方ジャングラーが刺してくれます。

 

 ただ一つどうしようもない負けパターンとして、レベル3あたりでダリウスが味方ジャングルに入って行ってジャングラー殺すパターンです。レベル3まではどうしたってウェーブ主導権は取られますし、ジャングルが序盤弱い場合1v2でも勝てないことがあります。

 

 本当にどうしようもないので、ダリウスがジャングルに入っていくのが見えたら、全力で危険ピンを炊いて、自分はジャングルを助けに行かないようにしましょう。もちろん味方ジャングラーが、シンジャオやオラフ等の序盤強いチャンピオンだったり、キンドレッドやマスターイーのような、ダメージは出るタイプチャンピオンの場合は、2v1を狙ってもいいです。また、味方ミッドが主導権をとっている場合で寄ってきてくれた時も、狙いましょう。

 

 イーブンファームぐらいでレーン戦を終えることができれば、集団戦での影響力は段違いですし、なんなら1v1も勝てるようになります。

 

まとめ

ダリウスはレーン強者

カウンター気味にスキルを使ってレーンはなあなあに過ごす

レーンが終わればこっちのターン