サイオンvsヨリックで考える ヨリック対策

 ヨリックは立ち回りが独特であり、ヨリック専用の対策が必要となる、しょうもないチャンピオンの一体だ。

 

 この記事では、サイオンを用いてヨリックを対策する方法を考察する。もちろん他のチャンピオンでも応用可能であるので、サイオンを使わない場合も参考にしてほしい。

 

 まずは、ヨリックの特性から考える。ヨリックは、機動力に乏しく行動阻害スキルも少ないかわり、殴り合いやハラス性能が高いチャンピオンになっている。

 つまり、1v1で敵を圧倒してそのままネクサスまで貫通させてしまうようなチャンピオンだ。

 

 次にヨリックのレーン戦を考える。ヨリックはRスキルが特殊で、それが前提で戦う設計になっている。そのため、レベル6までは最弱クラスに弱い。逆にレベル6以降のR展開中は最強クラスの強さであるため、レベル6までに有利を築き、その有利で押し潰すか、レベル6以降に味方のヘルプによって潰すかの二択になる。

 

 レベル6までの潰し方についてだが、ヨリックはショートトレードが弱いチャンピオンとなっている。

 それは、CDが短いQスキルを何度も回す事でダメージを出す、DPS系のスキルを持っている事と、Eは一方的に攻撃できるように設計されているためだ。つまり、Eによってヘルスを一方的に削り、オールインするチャンピオンであるから、ショートトレードは弱くなっている。

 

 そのため、ショートトレードを積極的に仕掛ける必要がある。しかし、ヨリックのEに過度な恐怖を覚えているため、そのショートトレードを行う事ができないまま、相手の強みだけ押し付けられるパターンがよくありがちだ。

 

 そこで、ヨリックのEスキルについて考えてみる。ヨリックのEスキルはそれ自体にダメージがなく、Eによってマークした敵をグールが殴る事でダメージを出している。

 つまり、墓が立っていない時間帯は全く持って恐怖する必要がない。そして、墓を建てるにはヨリックはQでcsを取る必要があり、そのタイミングはまさに絶好のショートトレードのタイミングだ。

 

 次に、ヨリックがRを展開している最中を考える。この場合も基本的には、ショートトレードを仕掛けるイメージで良い。しかし、ヨリックがウルト展開中は、ミニオンが倒されただけで、グールが出現するため、ショートトレードを行える時間というのが限られてくる。

 実際ミニオンミニオンがぶつかるタイミングぐらいしかトレードできる時間は存在しない。しかし、一方的にハラスを喰らい続けて不利を背負うと、味方の介入があっても止められなくなるので、タイミングは見極めていきたい。また、レベル6までに有利を作れていれば、このタイミングでトレードすれば案外トレード勝ちできたりする。

 

 では、実際にサイオンを用いて対策を考えてみる。サイオンは、ショートトレードが非常に強いチャンピオンになっている。ショートトレードの強さを決めるものとしては、シールドの有無とCCの有無があるが、サイオンはWでシールドをもち、E,QでCCを持っている。また、握撃を選択する事が多いのもトレードが強い一因となっている。また、サイオンのスキルは方向指定である事が弱点なのだが、ヨリックはブリンクを持たないため、このショートトレードを押し付ける事ができる。

 

 これらのことを考えると、レベル6まではサイオンが圧倒的に有利となる。そして、やることは、相手のcsタイミングでスキルを全部使ってダメージを入れて、その後は下がる。それの繰り返しで勝つ事ができる。

 

 また、有利なレーンの場合は無闇にレーンをプッシュしないようにしよう。ダイブが狙えそうだからとか、リコールタイミングで有利をつけられるから、とか味方と合わせて動きたいから、とかそういう意図を持ってレーンをプッシュしよう。レーンプッシュを簡単にしてしまうと、単に相手にファームの時間を与えるだけになってしまう。

 もちろん、レベル2、3 先行は重要なのでレーンプッシュしてしまう形になる事が多いのだが、あくまでもゆっくりとプッシュする意識は持っておいた方がいい。

 

 そして、問題のレベル6以降についてだ。先に行ったトレードタイミングでトレードすれば、大体勝てる。加えて、ジャングルがヨリックを倒さずとも、ヨリックのRを倒すことは簡単なため、その介入があれば、フリーウィンのレーンになる。

 

 しかし、レーンに勝ててる場合でも、サイオンのダメージ不足と、ヨリックのQスキルによるサステインによって、倒し切ることは難しくなる。なので、爆速でレーンをプッシュして、他のレーンに介入するのが、勝った時の動きになる。

 そして介入がない場合は、逆サイドでアクションを起こしていると思うが、そうなった場合は、レーンの安定が目標になる。簡単にタワープレートを折らせないような動きのことだ。サイオンはウェーブクリアが早く、これについては比較的簡単だと思う。

 

 これらのことを実行すれば、簡単にヨリックを対策できると思う。

 

 最後にサイオンのビルドを考える。

 対面がヨリックの場合、イラオイはディバイ

ンサンダラーを積む事が多いので、心の鋼が機

能しない。そこで、対面がヨリックの場合はジャックショー型を選択する。

 ビルド順は、

サンファイヤ→ジャックショー→シチュエーションに合わせて。

となる。サンファイヤから積むことで、ウェーブクリア能力を上げて、勝った時のムーブを達成しやすくなる。

 

 

スキルはR→Q→W→Eの順で上げる。

レベル1はWを取っても良い。むしろダメージ

トレードはWの方が強い。

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ルーンは

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でいい。心身調整の部分がかなり選択の幅になるのだが、息継ぎを持つほどハラスはキツくないし、ヨリックのショートトレードはしょっぱいため、ボーンアーマーを持つほどでもない。

 

 まとめ

ショートトレードを積極的に狙い、レベル6以降はジャングルのプランに合わせて行動を変えよう。